近代性の最大の悪は、誰もが最初からやり直せるという集合的な妄想であり、どんな人生も、かつてその特有で取り返しのつかない形で無駄にされたとしても、休耕地や許された借金のように新たに再生できるという考えです。私たちは他者にまだ時間があると言って裏切ることになります。