ドルから金へ:世界の準備金の構造転換 今週の注目は、今日の米国8月消費者物価指数です。コアCPIは3.1%で横ばいになると予想されているが、総合インフレ率は2.7%から2.9%に上昇する可能性が高い。サプライズが上振れすれば、FRBの大幅な利下げへの期待は抑制される可能性が高いが、金はさらなる上昇の態勢が整っているようだ。FRBが昨年緩和を開始して以来、金は株式を大幅に上回り、米国債を苦境に置いており、持続的なインフレと長期債務の安定性の低下に対する投資家の懸念を浮き彫りにしている。